
近年の西武ライオンズは、渡辺GMのおかけで、中堅レベルの選手のFA残留が増えてはいるものの、抜本的な戦力の補強が行われていません。
戦力補強などのバックアップは行うとの発言は随所に見られますが、外国人選手は中堅レベルの選手が多くガチャ要素も高いです。FAやトレードでの大幅な戦力補強もほとんどないです。施設などのハードウェア(箱もの)に対しての投資は積極的ですが、日本ハムのような「エスコンフィールドHOKKAIDO」「北海道ボールパークFビレッジ」のような周辺一帯化での開発は見受けられませんし、ソフトウェア(選手や球団)に対しての投資は行われているように思えません。チーム貢献度の高い選手に対してのFA残留交渉は失敗しているケースが殆どです。
ある球団首脳はこう語る。「交渉を重ねる中で、最近の選手の傾向として『フロント主導』のチーム強化に好感を持っている選手が多いと感じている。(出典元)
にもあるように、球団フロントがチームファーストかどうかキーポイントになっている傾向が強いように感じます。そこで、補強のキーマン、後藤オーナーの発言を追ってみました。
2013年
- 「埼玉西武ライオンズは西武グループの大切な宝。日本スポーツ界の公共財という位置付けです。当然、これからもしっかり守っていきます」「現場も不安と思う。僕からもしっかりとメッセージを伝えたい」(出典元)
2015年
- 「厳しい闘いが続いているが、選手諸君は全力でプレーをしている。この厳しい試練が、大きな力になることを確信している。ペナントレースはまだ50試合近く残している。獅子の逆襲はこれからです」「勝敗は時の運みたいなところもある。今は投打がかみあっていない。首脳陣もしっかりやってくれている。私は信頼している。全面的にバックアップする」「今までずっとAクラスをキープして、ロッテと逆転されたけど1ゲーム差。補強面が失敗だったということはない。外崎はいい働きをしているし、高橋光成が先発するので、若者らしい躍動感のある投球を期待している」(出典元)
- 2月2日 「3つのお願いをしたい。1つは、1年間通じてケガをしない強い体をつくること。2つ目は若手の成長。3つ目は優勝に対する飽くなき執念を見せること。この3点を心に刻んで、キャンプを充実したものにしてほしい(出典元)
2019年
- 6月21日 「ドラフトで入団した若手を育成することが大きなテーマ」「ライオンズで現役をまっとうした選手には、それなりの見返りというか処遇を検討したい」(出典元)
2020年
- 11月18日 「西武グループを挙げて全面的にサポートしていきたい」「西武に来てからもいろいろなことがあったわけですけど、乗り越えてやってきた。その間、例えば選手補強とかそういうところで、一言で言えば、ケチったとかそういうことは一切ありませんから。」(出典元)
2021
- 3月8日 竣工式。「改修工事の目的はボールパーク化と育成強化。球場が様々なエンターテインメント性を具備し、あらゆる世代の方に試合、コンサート等のイベントをエンジョイしていただきたい」(出典元)
- 3月8日 後藤オーナー「メットライフドームはこれまで『夏暑く、冬寒い』と言われてきたが、ダグアウトに空調が完備され、夏には冷気、冬には暖気が出るようになった。選手諸君にとっては、戦う環境が整備されたと思う」(出典元)
- 「メットライフドーム一帯を誰もが楽しめる場所にリニューアル」「西武ライオンズが目指す野球ファンとの新しい関係」「“ITの目利き”として球団へのメーカー提案をNTT Comが整理」「プロ野球界の「DX元年」を共に戦うパートナーに」「球場のコンテンツを街中へ、西武鉄道沿線の価値向上を目指す」(出典元)
- 「影響はありません。西武グループの総力を結集してライオンズをしっかりとサポートしていく「ライオンズは西武グループのシンボルであって、過去にはいろいろ厳しい時代もあったが、その都度、埼玉西武ライオンズに勇気、元気をもらって、グループ全体が成長してきた」「今回も(球団の保有によって)好循環が生まれていくと思う」と語った。」(出典元)
- 3月26日 「この改修計画の目的は、ボールパーク化とチーム・育成の強化の2つ。ボールパーク化に関しては、さまざまなエンタテイメント性の高いものを具備したことで、年齢や性別を問わず、あらゆる世代の方々に野球の試合やコンサートなどのイベントを楽しんでもらえることと思う。(出典元)
- 3月26日 チーム・育成の強化については、刷新したライオンズ トレーニングセンターやCAR3219フィールドなどが、特に若手プレイヤーの育成・強化にその力を発揮してくれると確信している」「西武ライオンズは3月26日にここで開幕戦をむかえるが、辻監督のもとで、今年はリーグ制覇、そして2008年以来の日本一を目指して大いに戦ってくれると期待している」(出典元)
- 10月20日 引退の松坂大輔に「いずれライオンズに何らかの形で貢献してもらいたい」(出典元)
- 11月16日 「これからどうなるか分からないけども若手が切磋琢磨(せっさたくま)して底上げしてくれているから、まず若手のさらなるレベルアップが第一でしょうね。相当来シーズンに向けて競争が激しくなると思いますよ」(出典元)
2022年
- 1月25日 単純に野球で勝った負けたではなく、ライオンズは「シンボル」として輝いてもらいたいという位置づけ(出典元)
- 3月18日 「心配する必要は全然ないし、むしろこれからさらによくなっていく。ですから、選手の本分であるプレーにしっかりと集中してもらいたい」(出典元)
- 11月14日 外崎に対し「ライオンズに残留。非常にうれしかった」森に対し「絶対に必要な選手。全力で残ってもらうように(フロントには)しっかりやってもらう」FA宣言した近藤に対し「松井新監督のもとでチーム作りをしていく中で、絶対に来てもらいたい選手」チームに対し「西武グループのトップ、ライオンズのオーナーとして全面的にバックアップ、サポートをする」(出典元)


